サッカーで飯を食う!
『海外トライアル』特にヨーロッパトライアルチャレンジを念頭に起き、個人のキャリアに力を入れプレイすることを考える育成。
プロサッカー選手になる夢をサポートします。

タイアップ企画

Na hora vai chegar(ポルトガル語:そのうち、時はくる)

2022.10.28更新
Yohei Iwasaki, 日本,

■V.M.E.C代表 岩崎陽平のコラム■
 

 
Na hora vai chegar(ポルトガル語:そのうち、時はくる)
 
かつて、何もかも未熟なまま20歳でブラジルに渡った僕に、サッカーについてはもちろんサッカー以外の人生についても、様々なことを教えてくれたブラジル人のサッカーエージェントの方がいます。
 
僕にとってはブラジル人の父親のような存在。
彼がいつも口にしていたのが
 
『Na hora vai chegar 』
 

という言葉でした。
 
ポルトガル語で、horaは時、vai chegarは到着するという意味。直訳すると

 
『そのうちに到着する』
 になります。
 
彼はこの言葉と共に、やれることをすべて全力で取り組むと、いつかきっと最良の結果に辿り着けるという話もしてくれました。100日で無理でも101日目でそれが可能になると。
 
彼が伝えたいことは、日本語のことわざでいえば『人事を尽くして天命を待つ』に近い感じになるでしょうか。
 
当時のブラジルでのサッカー生活は、9割がひたすら我慢の日々でした。彼はなかなか満足のいく結果を出せない僕に、27歳までは結果が出なくても、
 
我慢して一生懸命に取り組むこと
犠牲を厭わないこと
規律を守ること
決断力を磨くこと、
何より狂信すること(理性を失っているように見えるほど、強く信じ込むこと。僕の場合、自分はサッカーで成功できると自分を信じること)
 
の大切さを説いてくれていました。
そしてその教えは後に、本当に実を結ぶのです。
 
僕はブラジルで彼と仕事をスタートさせた時、
 
2年後にJリーグに一緒に行くぞ!
 
と何の根拠もなく言いあっていました。そして彼の教えを胸に日々過ごした結果、ブラジルの労働ビザが切れるタイミングに、僕はJリーグの複数クラブから話を頂くという状況になったのです。
 
このような成功体験は彼と僕の信頼関係をより深くし、僕も大きな自信を持てるようになりました。彼に言われた27歳はとうに過ぎましたが、彼の教えは今でも僕の行動の中心になっています。
 
 

※こちらのコラムは、マレーシアのフリーペーパーMタウンに掲載されていたコラムの一部編集したものです

家田クリニック Od CO.LTD 武田創業 FUTBOLEIRA ALEX GYM メディカルサポートMIE Rice Concept
©︎2018 V.M.E.C. All Rights Reserved.